薬用シャンプーと普通のシャンプーの違いや注意点【フケ・かゆみへの有効成分が多い】
シャンプーを探していると、
「薬用」と書かれたシャンプーにいくつか出会うと思います。
もし、あなたが頭皮のかゆみやフケなど、何かしらの頭皮の症状に悩まされているとき、
薬用という言葉は頼もしく映りますよね。
では、実際のところ、
薬用シャンプーと普通のシャンプーって何が違うんでしょうか?
○ 「医薬部外品」の認定を受けたもの
薬用シャンプーとは、
「医薬部外品」の認定を受けたシャンプーのことを指します。
部外品とついているように、医薬品ではありません。
じゃあ、明記する必要あるの?って思うところですよね。
でも、医薬部外品とは、
「医薬品でないけれど、ただの化粧品よりは効果の期待できるもの」
といった意味合いを持っています。
ちょっと複雑ではありますが、
「化粧品と医薬品の中間にあるもの」が、医薬部外品というわけなんです。
○ シャンプーにおける医薬部外品の効果
では、シャンプーにおける薬用、つまり医薬部外品の効果とは何かと言うと、
・フケの防止
・かゆみ(炎症)の防止
だいたいこの2点です。
フケには
「ピロクトンオラミン」や「ジンクピリチオン」「サリチル酸」など、
かゆみ(炎症)には、
「グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K)」などが相当します。
薬用シャンプーの手堅い&有名なところでは、皮膚科の医師もすすめる
コラージュフルフルシリーズがあります。
コラージュフルフルシリーズに配合されている「ミコナゾール硝酸塩」は、
フケ・かゆみの原因菌である「マラセチア菌」という菌を撃退し、
繁殖を防ぐ役割があります。
私も昔脂漏性皮膚炎だったので、1本持っていますが、
アミノ酸系シャンプーとして完成度も高いので安心して使えるシャンプーです。
ミコナゾール硝酸塩含めたこれらの有効成分が、
通常のシャンプーよりも配合量が多めに入っていて、
「フケ・かゆみに効果がありますよ~」
とうたっているのが薬用シャンプーというわけなんですね。
頭皮にやさしいアミノ酸系シャンプーが広まるのもいいことですが、
薬用シャンプーがもっと増えてくれたらなとも私は思います。
一応触れておきますが、薬用シャンプーだからといって、
無条件でシャンプーに安心感を抱くのはやめましょう。
安価なものでは、通常のシャンプーと同じく、
普通に「ラウレス硫酸」をメインの洗浄剤にしていますからね。